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10)皮下良性腫瘍 石灰化上皮腫・デルモイドシストなど

石灰化上皮腫 デルモイドシスト

子供の皮膚(皮下)に小腫瘤として触れるものはほとんどが良性の腫瘍で心配の必要がないものです。比較的高頻度にあるものとして石灰化上皮腫 デルモイドシストがあります。

 

石灰化上皮腫は0.5〜2cmの小腫瘤で全身どこでも発症しますが、上肢に比較的多くみられます。触ると胡桃のように少しゴツゴツして触れます。自然治癒は期待できないので、家族の希望があれば手術の対象になります。

 

デルモイドシストは0.5〜1cm程度の表面がスムースは球状腫瘤です。軽度の可動性がありますが、圧痛・皮膚発赤はありません。好発部位は眉周辺・臍内ですが、全身どこにでも起こります。内面が皮膚上皮に覆われているため、内に淡黄色の皮膚の脱落組織を認めます。先天性のもので自然治癒がないため多くは摘出することになります。

石灰化上皮種.JPG
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